日本メーカーではダントツの速さでAndroid端末を世に出していたSHARPが3キャリアに出す兄弟機のラストはソフトバンク。
機種名は「GALAPAGOS SoftBank 003SH」。
機能的には防水を除いた日本でおなじみのおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信などは標準搭載されています。
AndroidOSのバージョンは2.2、NTTドコモの「LYNX 3D SH-03C」と同じく裸眼3D効果が楽しめます。
11月半ばに3台ほどホットモックをさわった限りでは全てモッサリしていて全く動かなかったため、「なんでホットモックを出したのか?」と疑問になるほどでした。
ただ他の方のレビューではそうでもないということだったので、たまたまそこには外れのみあったということなのでしょうか。
本日店頭にてホットモックを触ってきましたよ。
最初の感想は「おやっ?けっこうイイじゃないか!」でした。
レスポンスの部分はかなり改善が見られ、IS03よりもスムーズさを感じました。
ただiPhone4やHTC Desire HDよりは反応が落ちる部分は仕方ありませんが、実用上は問題レベルだと思います。
2Dと3Dの切り替えもホーム画面にあるアイコンを押せば可能なのはいいですね。
ゲーム好きにはおなじみのカプコンやコナミ・ガンホーなど3D対応ゲームもプリインストールされていますし、なかなか面白いですね。
3Dの「ロックマン」は目が疲れそうでしたが、ちょっとした驚きがありました。
WEB表示にややもたつきがあり、SHARP独自のアプリでロード時間を待たされる印象はあるものの、全体的に調整が入っていて完成度はかなり高くなっていました。
SHARPの頑張りがAndroidスマートフォンに対する本気を見ることができる機種ですね、これは。
残念なのは、肝心のキャリア・ソフトバンクモバイルがあまりこの製品販売に力を入れていない印象が強いこと。
個人的には現在日本で購入できるAndroidスマートフォンの中での完成度では一番と思っている「HTC Desire HD SoftBank 001HT」と同じなのが悲しいですね。
ソフトバンク的にはiPhone4大プッシュなのでしょうが、飼い殺し感が拭えません。もったいない・・・
もう一つの懸念は最近特にソフトバンクの通信環境が悪化しているように感じるところですかね。
製品自体には細かいところで挙動が怪しかったり、アプリ立ち上げに待ちがあったりするものの、快適さではかなりいい線いってます。
あとは悪い意味でSHARPの定番になっている大きい不具合がないことを祈ります。
兄弟機である3機種が出揃ったわけですが、003SH以外の機種もしっかりOSメジャーアップデートをして2.2という同じ土俵に立った時にどうなるかが楽しみですね。
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