多くの記録を更新してすさまじい勢いを見せる今話題の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 」を観てきました。
今回はほぼネタバレなしに感想を書きたいと思います。
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 」とは
原作である漫画「鬼滅の刃 」の7~8巻の内容に当たる”無限列車”のエピソードを劇場版アニメにしたものです
テレビアニメの第1期の続きでもあります、2期の前でもありますが。
良かった点
この作品のいいところでもありますが、家族や絆の描き方が優秀なんですよね。そしてキャラが例外を除いてはぶれてない。ぶれてるときは明らかにおかしい時だったり・・・
そういう意味ではそのテイストがきっちり出ていて、素晴らしかったです。
それをさらに強い印象にしたのは、美しい作画と声優陣の熱演、そしてそこに熱を加える音楽がすごく見事でした。そして最後に流れる歌もまさに今回のキーキャラを描いていて、余韻をさらに残す役割を果たしていました。どれも高いレベルで仕上げられていました。
それにしても声優陣の演技はすごかったです・・・
炭次郎役の花江さんはもちろん、伊之助の松岡さん、煉獄杏寿郎の日野さん、そして今回初登場の石田さんの演技では「!」と心が震えました。そして豊口めぐみさんのあの一言が本当に・・・良かった。涙腺が崩壊しましたから。
無理せずに展開を走らずにじっくりと進めたのがすごくいい方向に出ていましたね。
コミックスを読んでいた限りではそこまで印象的ではなかったセリフや演出も、いい形で味付けされて大きな盛り上がるようになっていました。圧巻でしたね、あの19話に匹敵するレベルを何度ももってこられては・・・正直瞳がウルウルしっぱなしで、その・・・困りますって感じでした
アニメ劇場版でよくある呼び寄せパンダのゲスト声優みたいなものも一切なくて、その世界観に集中できましたね。あれ、プロモーションとしての意味は分かるんですけど、成功しているパターンって少ないんですよね。特に今回のようにシリアス重視のもので、それをやったら白けるので。
気になった点
傑作と言えるアニメ版の19話で流れた「竈門炭治郎のうた」のアレンジがところどころで流れるのですが、少し回数が多すぎたように感じました。「またか」って、いい曲であることは間違いないんですけど、少しくどいかなと。
今年に入って話題になってしまっている”ある行為”の描写が少し際どいと思いましたが、演出で早い段階でそれを切り替えたのは杞憂でしたが、少しヒヤッとしました
最後に
正直に言います
コミックスも読んでいるし、あのエピソードはいい話だけど映画にするほどかなと思ってました
しかしそれは間違いでした
ここまで濃厚できっちり描き切るには最適解でした
脱帽です、すみませんでした
もちろん漫画版ないしアニメ版第1期は見ておかないと理解できないものが多いので、それは見ておくことをおすすめします。
3か所で泣きました、自分(マンガで読んでたはずなのに)
ちなみに母も一緒に観ていてのですが、感動した泣いたとのこと(気になると言っていたので、2週間かけてアニメ1期を全部観せた)
そういえば入場特典の「零巻」はもらえなかったなぁ・・・それだけが残念。
この素晴らしい作品の制作に関わった方々に感謝!!
気になっている方、興味がある方はぜひ劇場に足を運んで、観てみてください。
満足度:★★★★☆
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