最近読んだ中で共感した本はこれかもと感じたので今回ご紹介します。
「岩田さん」
任天堂社長在任中に亡くなった岩田 聡（いわた さとる）さん
個人的にも生前から好感度が高く、共感したり、尊敬できると感じていました
その語録というか、岩田さんが言った言葉などをまとめた本・・・
それがこの「岩田さん」
生前深いおつきあいをしていた糸井重里さん率いるほぼ日が過去の岩田さんの言葉をまとめたもの
主な内容は「社長が訊く」とほぼ日の岩田さん関連記事、そして盟友ともいえる宮本茂さんと糸井重里さんが枯れに対しての思い出や自分との違いについて語っているといったところです。
良かった点
自分がすべきこと、どうしたいかという想い、遊びとは、経営者としての顔、親としての顔、友人としての顔
そういったものが詰め込まれおり、岩田さんのお人柄や考え方がわかりやすくまとめられています。
また宮本さんと糸井さんを相手にした部分を中心にしたので、かなり近い存在に感じることができるのも好感がもてました
自分の考えや感じていることの延長線上に岩田さんがいるなと感じることができたことも大きいです
日本を代表するプログラマーであり、社長であり、経営者であった、そしてエンターテイナーでもあった稀有な存在であったことをあらためて感じました
それだけに早逝されたのが残念でなりません
気になった点
岩田さんの若い頃のギラギラ感があまり語られなかったこと
それがあるからこそ丸くなったというか強さにつながったように感じるので、そこは物足りなかったなと（ガルフォースとか）
部下としてのエピソードが多い桜井さんについての言及がほぼなかった
これは本書の目的から外れるからだろうなとは思いますけど、やはり寂しかったですね
「直接！」に関しては岩田さんのキャラクター性もあって、流行ったのも納得だったので、少し触れても良かったかなと
話のネタがWiiあたりまでという感じで、新しいエピソードを入れても良かったのではないかなと
心に刺さった箇所
本書ではすごく印象的な内容がありました。詳しくは書きませんが、ポイントだけ書きます
興味がわいたら読んでみるのおすすめです
- 自分がやるのが一番合理的
- 椅子を回しながら「くだらねぇ」
- 「あれ、わかりましたよ」
- 「オレ」という時はのってるとき、喜んでるとき
- 「みんながハッピーになるには」を考えること
- そのままではダメ
- わからないをそのままにしない
満足度
気になる点に関しては、おそらく他の媒体などでも岩田さんの情報を集めていたからこそ、本書がよくまとまっていたからこそのないものねだりという面が強いかもしれません。
何かを作って提供する、喜んでもらう、自分が何をすべきか、バランス感覚、実践してきたわかった自己啓発などはすごく参考になる人は多いのではないかと
岩田さんのたぐいまれな能力や才能があってこそのものもありますが、すぐに意識することで効果を発揮するようなものも多いです
もしそういった悩みを抱えており、どうにかしたいと思っている方におすすめです。
★★★★
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