ストレートなタイトルですが、一ヶ月前の自分にはとてもぴったりだった本です。
正直少し前の自分はこの本に出てくる女性と同じ状態に陥っていました。
「仕事ができるようになりたいんです。隣の席の人のように、スイスイと仕事をこなせるような性格になりたいんです」
開発業務に慣れていない自分も周りと違ってもどかしい進度しか動けませんでした。
そして自分自身が八方塞がりになってしまっている状態になっているのは自覚できているのに、その解決の糸口が見いだせない・・・そして息が詰まるような日々を送ってきていました。もちろんこんな心理状態が続けば、当然体調も崩れていきます。まさに悪循環が生まれていたのです。
そんな自分のような状態の方は現代の日本では少ないのではないのでしょうか？
カウンセラーである筆者がそんな悩みの解決をするきっかけやヒントを与えてくれます。
迷宮に入り込んでしまった人の場合、少しでも助けを得たいと差し伸べてくる手を無理矢理引っ張ってでも助かりたいという心理状態ではないかと思います。そういう方にはこの本は正直その手が弱すぎるかもしれません。欲しいと思った答えが弱いからです。
でも、そのヒントや気持ちの持ち方やコントロールについては些細かもしれませんが、気づかせてくるかもしれません。自分自身、「ああ、そうだったな」と感じる部分もありました。ですが解決までには至りませんでした。ですがどうしようもない状態を少し抜ける口がほんのわずか見えるかも、自分が自分を追い込んでしまっていることに気づかせてくれる、そんな感じの本です。
もしどうしようもなく自分が仕事で息苦しい状態が続いていてツライ。なんとかしたい！と考えている人は読んでみるといいかも。
ただし期待はしすぎない程度にするというのがポイントです。
満足度 ★★★★
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