スパに行くと、今まで読んだことがないけど気になっていた作品を読むようにしています。
今回ご紹介する「約束のネバーランド」もそのうちのひとつ。
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?(Amazonの商品紹介文より)
最初は残酷なシーンというか衝撃的な内容から始まりますが、ミステリー的なものもあり、冒険譚でもあり、どっちに行くのかわからない展開が続き、最初の方が好きな人は置いてけぼりになるなと感じるほどに顔を色々変えていく作品だなと感じました。
世界的にもよくネタにされる要素をベースにしたと思ったら、そこを裏切りつつも、比喩しているようでもあり、なかなか不思議な魅力。
絵柄に関しては少し癖がありますが、慣れてくると、そのふんわりした感じがなじんできます。
先日最終巻の20巻まで読み終えましたが、難しい題材をうまくまとめたなという感じでした。
その中でも敵と思われていた勢力の有力者の言葉が心に刺さりました。指導者に頼っているだけでは変わらない。今の世界情勢を鑑みるに、まさにその通りだと。
人それぞれが全力で何を求めて、どう行動したのか?それを見事に描いた良作でした。
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