はじめに
劇場版の興行収入が日本歴代1位に迫る勢いの「鬼滅の刃」。
ついに原作である漫画の最終巻が発売されました。
早速読みましたので、その感想をネタバレを極力なしで書いていきたいと思います。
連載時の違和感
連載時に最終話を読んだ感想は率直に言って、消化不良でした。
評判のいいお店に行って、期待してたら裏切られた感がありました
すごくいいお肉だけど、焼きすぎて硬い
そんな感じ
なんかスッキリしないし、もったいない感が強かったのを覚えています
終わりよければという点では不合格ライン、そんな感じ
今回の単行本
ところが今回の単行本は、そこを見事に埋めてきました
この作品に流れる「つながる想い」「続ける」、そういったテーマに合った形で。
お肉の調理法が変わり、柔らかく、ジューシーさも感じる逸品に変わっていました
予想以上に加筆されていて、作者の想いや感謝のようなものまで伝わる形になっていました
気になる点
ある意味キャラ同士のカップリングの多くは明かされてしまっているので、それを妄想したり、楽しむ余地が少ないところかなと、ただその補完もできなくはないというのがお見事
最後に
ここまできれいに風呂敷をたたむことができたのは素晴らしかったです。
もちろん悲しい場面もあるのですが、それ以上の登場しているキャラたちがちゃんと作者に愛されているのが伝わる流れをきっちり表現できていたのは素直にすごいなと。
温かい気持ちで感動することができました
ぜひそのフィナーレを、あなたも味わってみてください。
満足度:★★★★★
コメント