自分もそうですが、AndroidやiOS、WindowsMobileなどのプラットフォームに対応したアプリを作って公開したいとお考えの方は多いのではないでしょうか?
ただ
・そのアプリ開発をするためには何が必要なのか?
・どれぐらいの予算で開発に必要なパソコンを買えばいいのか?
・どのようなパソコンを買えばいいの?
・数多くのOSに対応したアプリを開発できるPCを安価で買えるか?
・・・という点がよくわからないという方も少なくないと思われます。
そういった方に向けて、スマートフォンやタブレットのアプリ開発を中心にどのようなパソコン選びをすればいいのかというポイントを中心に書いていきたいと思います。あくまで初心者の方向けであり、説明が足りないところもあるかもしれませんが、ご了承ください。なお金額などは2012年8月現在のものを基に記載しています。
今回の特集は大きく分けて3つ。
1.アプリを作りたいプラットフォームの特徴
2.どんなアプリを作りたいかを考える
3.開発用パソコンと必要なソフトや周辺機器の選び方
この記事は1になります。
まずあなたが何のOSに対応したアプリケーションを作りたいのかを考えましょう。
一応脱獄などグレーな部分については言及せず、一般的な特徴や方法を中心に書きます。
1.iOS(アイオーエス)
ご存じiPhoneやiPad、iPodTouchに対応したAppleのプラットフォーム
審査はかなり厳しく期間も長い
マーケットはiTuneStoreでのみ公開できる
主な開発言語はObjective-C
開発ツールキットはIntel製CPUを搭載したMac専用
公開するには8400円/1年が必要
対応端末の規格がかなり統一されているので機種間のズレが少ない
制約が多いため自由度は少ないが、有料アプリの販売数はダントツ
公式サイト
2.Android(アンドロイド)
Googleが推進するプラットフォームの一つ
家電の組み込みにも用いられ、あらゆる場面での利用が可能
審査はなし
マーケットは公式のGooglePlay以外もあり、野良アプリとして公開することも可
主な開発言語はJava
開発ツールキットはWindows、Mac、Linuxと幅広い
GooglePlayで公開する場合はアメリカ25ドル必要(1度だけ)、野良アプリは無料
制約が少ないため自由度は高いが、有料アプリの販売数はあまり伸びていない
公式サイト
3.WindowsPhone(ウインドウズフォン)
Microsoftが進めるモバイルプラットフォーム
審査はあるが基準が偏っていて、以前話題になった
マーケットはWindows Phone Marketplaceのみ
主な開発言語はC#、VisualBasic(7系)、C/C++追加(8系)
開発ツールキットおよび開発統合環境(IDE)はWindows用
年間9800円のサブスクリプションを購読することで公開可能
なにぶんシェアが5%を切る少なさが気にかかるところ
公式サイト
4.PlayStationMobile(プレイステーションモバイル 旧PlayStation Suite (プレイステーションスイーツ))
SCEが推進するPlayStation VitaとAndroidOS(条件付)用プラットフォーム
審査は最低限のものはあるらしい
マーケットはPlayStation Storeのみ
主な開発言語はC#
開発ツールキットおよび開発統合環境(IDE)はWindows用
年間使用権99ドルで実機確認・アプリ公開が可能になる予定
※βテスト中は無料
2012年秋からが本格スタートするので未知数
公式サイト
基本的にHTML5での開発はどのプラットフォームでも対応できるようです。
これだけあると選ぶのも大変ですが、今後も含めて考えておかないといちいち買うという無駄な出費が増えることになります。
もちろん1つに決めることはなくて全部で作るというのもありです。
AndroidとiOSという組み合わせも多いですし、まずは選択肢の幅を意識するだけでいいでしょう。
現状での自分が習得もしくは学びたい言語などを考慮して、決めてもいいです。
とりあえず今回は有名なプラットフォームについてのご紹介まで。
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