東京大学でVRなどを含む東大生中心(他の大学の方もあり)の制作展があるとTwitterで知り、最終日である11/19に行ってきました。
イベント公式サイトはこちら。
展示場所が3か所に分かれていたので、わかりづらい部分がありました。
いずれも興味深い展示でしたが、印象に残ったものだけをピックアップして記事にさせていただきます。
リンクは公式サイトの紹介ページに飛びます。
まず東大工学部2号館2Fに行って目についたのがこれ。
「Electric World」
鳥かごは印象が強かったですね。担当の方からお話をうかがうと、この横にあるイラストからインスピレーションを受けて作ったものだとか。ロボットの腰あたりに手を回して、胸のあたりを叩いて抱きつくとロボットが肩に手を回してくるというもの。個人的には何かを抱きしめるという行為自体が久しいのでロボット相手でも変にドキドキしてしまいました。意外とストレスやメンタルがやられている今の自分のような人間はこれで救われる人もいるのかもしれません。アートなコンテンツですが将来性も感じさせてくれました。
「二重人殻」
イメージとしてはドッペルゲンガーや100人の自分を目の前にしたり、客観的に自分を見ることができるという狙いのコンテンツ。病気で自分が自分でない感覚にとらわれていたので、不思議な感じでした。怖いと思う反面、面白いという気持ちがわきました。基本的にはiPhoneX系があれば後はHTC ViveとViveトラッカーが6つといくつかのソフトとサービスを使えば実現は可能。このためにX買おうかと思うくらいに楽しかったです。開発者の方がすごく親切丁寧に色々とお話ししてくださったのもありがたかったです。
「VR Piano Visualizer+」
電子ピアノとOculus Rift CV1とOculus Goを組み合わせて作られたデザインが秀逸なコンテンツ。音と光、そして別の人間がその世界に干渉できるのが特徴。ゲームでもそうですが、自分が何かを行って、それが反映されるのは感動するんですよね。パターンが少ないのは少し残念でしたが、アート的な美しさもあって、よく考えられているなあと感じました。また開発者の方々のコンビネーションの良さも感じることができて、すごく今後が楽しみな方々だなと素直に思いました。
場所は変わって9F。導線がなく、少しわかりづらかったですね。またエレベータがなかなか来なくて、少しもどかしかったです。
「World 9-1」
実際に見ないとすごさがわからないと開発者の方が力説していたのが印象的だったコンテンツ。目の前に見えるのに掴めない、遠近がずれる感覚は面白かったです。わかりやすくAIミラーを図示してくださったのも助かりました。確かにこれは画像や動画ではピンと来ないなあと。以前の任天堂のWiiや3DSのように体験しないとわからないコンテンツをいかに伝えるかというのはとても重要なファクターだなと思いだしました。
今回紹介しなかったコンテンツも魅力や将来性を感じさせる才能あふれるものばかりでした。体調不良でなかなかコンテンツ制作に取り組めない自分の不甲斐なさを痛感するいい機会ともなり、刺激を受けました。本当に参加されていた皆さんお疲れさまでした。自分も魅力的なコンテンツを作っていけるよう頑張りたいと思います。行って良かったです、来年もぜひ観に行きたいと思います。
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