過去に一度行ったことがあったファミコンバンド(通称FCB)の公演が2年ぶりにあると聞いて、プライベートでつらいことがありながらも気分転換も兼ねて行ってきました。
場所は川崎市教育文化会館。
まずはチケットを会場の右端の入り口前でもらってから、駅方面に戻って食事。
(松屋の定食で胸焼け・・・不調時に食べると結構きつかったです・・・)
14:15頃に入場待ちで行列に並ぶとすごい人数であらためて人気の高さを感じました。
15時に開演。
1面
いきなりハドソンのメドレー。以前のものの濃縮版とのこと。
やはり演者の方の再現度の高い寸劇も冴え、特にスターソルジャー、ドラえもんが素晴らしかった。
ネタとしても新人類・ハットリ君・高橋名人の冒険島なども楽しかったですね。
そして「オホーツクに消ゆ」メドレー。30分ほどでゲームの流れを見事に再現。
元々BGMの評判が高かっただけに曲の良さに加え、同時に寸劇でより面白さが高まりました。
また演奏後にそのほとんどの曲を作曲された上野利幸氏が来場しており、インタビューもあり、素晴らしいサプライズでした。
2面
渋い選曲と際どいネタ、そして緩いトークが魅力の2面。
今回はサン電子・有名人メドレー・ジャレコという自分のファミコン人生でもけっこう比率の高いメーカーのものが多くて感動しました。スーパーアラビアン、忍者じゃじゃ丸君は個人的に好きでした。
そしてギリギリのネタのルート16ターボでは、相変わらずの長編寸劇で笑わせていただきました。再現度も高いし、笑いのツボは抑えているしで満足度高かったです。
3面
今までとうって変わって、寸劇なしの真面目な構成でFCBの実力を見せつけてくれました。
信長の野望メドレーでは、戦国群雄伝と武将風雲録の組み合わせで原曲の菅野よう子氏の良さをしっかり出していて、心に滾るものがありました。サウンドウェアの編曲に近い形でしたね。PC-9801版で遊んでいたころを思い出し、戦国系のゲームを自作したいという気持ちまで起こさせるほどに良かったです。
そしてファイナルファンタジーIIIの40分にわたるメドレーも聞きごたえばっちりでした。元々印象深い曲が多いIIIですが、相当昔にプレイした記憶がよみがえりました。
そして、ボーナスステージ。
まずは記念年である某有名RPGの名曲が演奏され、感動。やっぱりこの曲で育った人は多いですよね。
次にハドソンのゲームの作曲を多く手掛けた国本剛章氏を加えてのハドソンメドレー2。
個人的にはやはり迷宮組曲が印象深く、ワクワクしました。
最後は何か物足りないと思っていたら、これかという「スペランカー」で〆。
お約束というのがこれほどはまるゲーム音楽とゲームの特徴も珍しい。
これがラストソングとなり、終演。大満足の4時間20分でした。
次は2年後でしょうか?
ぜひまた公演があるならば、ぜひ行きたいですね。ファミコン時代を生きていて、最近ゲームは・・・という方もかつての思い出と忘れかけていた何かをよみがえらせることができるかもしれませんよ?ゲーム音楽の素晴らしさもあらためて感じられる良いイベントだと思います。
このような素晴らしい演奏を含めたエンターテイメントを提供してくださったファミコンバンドのメンバーの皆さんやそれに協力した方々に感謝いたします。とても面白かったです。ありがとうございました。
【関連商品】
今回演奏されたゲームミュージックを多数収録したCD。
国本氏の手掛けた曲をファミコン実機からの音(PSG)ではなく、BGM制作時のFM音源を収録。
信長の野望シリーズの名曲を収録したCD。
FF3のアレンジアルバム。
ジャレコの懐かしいゲームのサントラ。
コメント