「BB.exciteモバイルLTE」という魅力的なドコモLTE(Xi)対応のMVNOサービスが発表されました。ライバルは「IIJmio高速/Dサービス」ですね。以前このブログでも詳しく取り上げていますので過去の記事を御覧ください。
通信量によって、3つのプランがあるようです。
1.「0Mコース」:低速通信(128kbps)が可能(SIMカード1枚)
月々 750円(税込 787円)
2.「500Mコース」:500MBまで高速通信が可能(SIMカード3枚)
月々2300円(税込2415円)
3.「1Gコース」:1GB(1024MB)まで高速通信が可能(SIMカード3枚)
月々2700円(税込2835円)
2と3のコースはSIMカード枚数がIIJmioの1~3枚から選択ではなく3枚。(申込時にノーマルかmicroかを選択するのは同じ)
詳しくは公式サイトを御覧ください。
ざっと比較してみます。
まずは共通点から洗い出します。
【共通事項】
・NTTドコモのLTE回線及びFOMA 3G回線のMVNOサービス
下り最大75Mbps、上り最大25MbpsのLTE高速データ通信
上記エリア外ではFOMA 3G回線通信(速度不明)
・規定の通信量を超えたら、最大128kbpsの速度制限が入る
・SIMカードはノーマルおよびmicroの2つから選べる
・どのコースも追加料金で高速通信可能なクーポン購入可
・支払方法はクレジットカードのみ
・3日あたりの通信量が366Mbyte(300万パケット相当)を超えた場合に通信速度を制限される可能性あり
・最低利用期間は2ヶ月。(申し込み翌日末)
◯ BB.exciteモバイルLTEがIIJmio高速/Dサービスよりも優れている点(メリット)
・月々の支払いがIIJmioよりも安い
0Mコース(787円)とミニマムスタート128プラン(943円)で155円
1Gコース(2835円)とファミリープラン(2949円※)で114円
※3枚分のユニバーサル手数料(3.15円×3)込
・200MB追加クーポンが100円安い(900円、IIJmioは100MB(500円)×2で1000円)
※ただし100MBずつでは同額
・IIJmioにはない中間コースを用意している
3枚で500MBほどしか使わない人には待望のサービス
・0Mコース以外はSIMカード3枚MAX強制であるため、IIJmioで起こりうる「SIMカードを追加しておけば良かった」ということがない
☓ BB.exciteモバイルLTEがIIJmio高速/Dサービスよりも劣っている点(デメリット)
・契約手数料(4410円)がIIJmioの3150円よりも高い(1260円)
それぞれのコースで差額で割ると、0Mコースで約8ヶ月分、1Gコースで約11ヶ月分に相当する。つまりそれ以上使わないとIIJmioの方が安いことになる。
・課金開始月の月額利用料の日割り計算なし(IIJmioは日割り計算)
■どんな人に向いているのか?
・月々の通信使用量が500MB以下で高速通信をしたい方(3人で分けるとお得感大)
・月々の支払をとにかく安くしたい方(ただしある程度の長期契約必須)
・普段は低速通信で構わないがいざという時に安くクーポンで高速化したい方
個人的におすすめは
1.0Mコースで200MBほど高速通信クーポンを使う
2.3名で使う500Mコース
3.1Gコースで200MB高速クーポン追加
以上がお得感が増すプランかと。(1と3は差額が埋まるため)
それにしても面白いサービスが出てきて、ユーザーとしては選択肢が増えるうれしい悲鳴ですね。
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